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猫用爪とぎの選び方|置き場所と素材で失敗しないコツを初心者向けに解説

猫と暮らすうえで、爪とぎは欠かせないアイテムのひとつです。
猫が家具や壁で爪とぎをしてしまい、「どうしてここで爪をとぐの?」と困った経験がある方もいるかもしれません。
しかし、猫にとって爪とぎは自然な行動です。
爪の手入れだけでなく、気分転換やストレス発散、自分のにおいをつける意味もあります。
大切なのは、爪とぎをやめさせることではなく、猫が使いやすい爪とぎを用意してあげることです。
この記事では、猫用爪とぎの選び方、素材の違い、置き場所のポイントを初心者向けにわかりやすく紹介します。
猫に爪とぎが必要な理由
猫の爪とぎは、単なるいたずらではありません。
猫にとっては自然な習性であり、毎日の生活の中で必要な行動です。
爪とぎには、主に次のような意味があります。
・古い爪の外側をはがす
・体を伸ばして気分転換する
・自分のにおいをつける
・ストレスを発散する
・寝起きや遊びの前後に体を整える
つまり、爪とぎをすること自体は悪いことではありません。
家具や壁で爪をとがれて困る場合は、猫にとって使いやすい爪とぎを用意し、そこで爪をとぐ習慣をつけてあげることが大切です。
猫用爪とぎを選ぶ時の基本ポイント
猫用爪とぎを選ぶ時は、見た目だけで決めるのではなく、猫が使いやすいかどうかを考えましょう。
確認したいポイントは、主に次の5つです。
・素材
・形
・サイズ
・安定感
・置き場所との相性
おしゃれな爪とぎもたくさんありますが、猫が使ってくれなければ意味がありません。
最初は、猫の好みがわからないことも多いため、使いやすそうな素材や形から試してみるのがおすすめです。
1. 段ボール素材の爪とぎ
猫用爪とぎでよく見かけるのが、段ボール素材の爪とぎです。
比較的軽く、扱いやすく、初めて猫を飼う方にも取り入れやすいタイプです。
猫によっては、段ボールの軽い削れ具合や音を好むことがあります。
段ボール素材のメリット
段ボール素材の爪とぎには、次のようなメリットがあります。
・価格が比較的手頃なものが多い
・軽くて移動しやすい
・形の種類が多い
・処分しやすい
・猫が好みやすい場合がある
床に置くタイプ、ベッドのように使えるタイプ、丸型や箱型など、さまざまな形があります。
段ボール素材の注意点
段ボール素材は、使っているうちに削りカスが出やすいことがあります。
こまめに掃除しないと、周りに細かい紙くずが散らばることもあります。
また、爪とぎの減りが早い場合もあるため、傷んできたら交換することが大切です。
2. 麻素材の爪とぎ
麻素材の爪とぎは、しっかりとした引っかかりがあるのが特徴です。
キャットタワーの柱に巻かれていることも多く、縦方向に爪をとぎたい猫に向いている場合があります。
爪をしっかり引っかけてとぎたい猫には、使いやすい素材です。
麻素材のメリット
麻素材の爪とぎには、次のようなメリットがあります。
・丈夫なものが多い
・縦型の爪とぎと相性がよい
・しっかり爪を引っかけやすい
・キャットタワーと一体になっていることも多い
よく伸びをしながら爪をとぐ猫には、麻素材のポール型が合うこともあります。
麻素材の注意点
麻素材は、猫によって好き嫌いが分かれることがあります。
段ボールに慣れている猫は、最初は使わない場合もあります。
また、素材のにおいや感触を嫌がる猫もいるため、無理に使わせず、猫の反応を見ながら取り入れましょう。
3. 木製の爪とぎ

木製の爪とぎは、自然な感触があり、しっかりした質感を好む猫に合う場合があります。
家具になじみやすいデザインのものもあり、部屋の雰囲気を崩しにくいのも特徴です。
ただし、段ボールや麻に比べると、猫によって好みが分かれやすい素材でもあります。
木製爪とぎのメリット
木製の爪とぎには、次のようなメリットがあります。
・見た目が落ち着いている
・丈夫なものが多い
・部屋になじみやすい
・削れカスが少ない場合がある
長く使えるものを探している方には、木製タイプが合うこともあります。
木製爪とぎの注意点
木製の爪とぎは、猫によっては爪の引っかかりが物足りないと感じる場合があります。
また、素材が硬すぎると使いにくいこともあります。
初めて爪とぎを用意する場合は、段ボールや麻とあわせて様子を見るとよいでしょう。
4. 布・カーペット素材の爪とぎ
布やカーペット素材の爪とぎもあります。
やわらかい感触を好む猫には合う場合がありますが、家具やカーペットとの区別がつきにくくなることもあります。
布素材の注意点
布やカーペット素材の爪とぎを使う場合は、家の中のカーペットやソファで爪とぎをしないよう、置き場所や使い方に注意しましょう。
猫にとっては、同じような感触のものがあると「これも爪とぎしていい場所」と感じることがあります。
家具での爪とぎに悩んでいる場合は、まず段ボールや麻など、家具とは違う感触の素材を試す方がわかりやすい場合もあります。
5. 床置きタイプの爪とぎ
床置きタイプは、床に置いて使う爪とぎです。
猫が上に乗って爪をといだり、寝そべりながら使ったりできるものもあります。
初めて爪とぎを用意する場合にも取り入れやすいタイプです。
床置きタイプが向いている猫
床置きタイプは、次のような猫に向いている場合があります。
・床で伸びながら爪をとぐ猫
・段ボール素材が好きな猫
・低い位置でくつろぐのが好きな猫
・ベッドのように爪とぎを使う猫
床に置くだけなので移動しやすく、掃除や交換もしやすいです。
滑りにくさも確認する
床置きタイプは、猫が爪をとぐ時に動いてしまうことがあります。
爪とぎが滑ると、猫が使いにくく感じる場合があります。
滑り止めがついているものや、壁際に置けるものを選ぶと安定しやすくなります。
6. 縦型タイプの爪とぎ
縦型タイプは、ポールや板を立てて使う爪とぎです。
猫が体を伸ばしながら爪をとげるため、全身を使って爪とぎをしたい猫に向いています。
壁や家具で爪とぎをしてしまう猫には、縦型タイプを試してみるのもよいでしょう。
高さが足りるか確認する
縦型の爪とぎは、猫がしっかり体を伸ばせる高さがあるか確認しましょう。
高さが低すぎると、猫が思うように伸びながら爪をとげないことがあります。
成猫の場合は、立ち上がって伸びた時に使いやすい高さがあるとよいです。
倒れにくいものを選ぶ
縦型タイプは、安定感がとても大切です。
猫が勢いよく爪をといだ時に倒れてしまうと、怖がって使わなくなることがあります。
土台がしっかりしているか、ぐらつきが少ないかを確認しましょう。
7. 壁に立てかけるタイプの爪とぎ
壁に立てかけるタイプの爪とぎは、壁で爪とぎをしてしまう猫に向いている場合があります。
壁の近くに置くことで、猫が爪をとぎたい場所を変えやすくなります。
ただし、固定が不十分だと倒れたり、ずれたりすることがあるため注意が必要です。
壁や家具を守る目的でも使いやすい
壁やソファの角など、猫がよく爪をとぐ場所が決まっている場合は、その近くに爪とぎを置いてみましょう。
猫がすでに爪とぎをしている場所は、猫にとって使いやすい場所である可能性があります。
無理に遠くへ置くより、まずは猫が爪をとぎたがる場所の近くに用意する方が使ってくれやすいことがあります。
8. 爪とぎの置き場所はとても大切
爪とぎは、ただ置くだけでは使ってくれないことがあります。
猫が爪をとぎたい場所に置くことが大切です。
猫は寝起きや遊びの前後、気分が高まった時に爪をとぐことが多いです。
置き場所のおすすめ
爪とぎは、次のような場所に置くと使いやすくなります。
・猫がよく過ごす場所
・寝床の近く
・部屋の入口付近
・ソファや壁で爪とぎをしてしまう場所の近く
・キャットタワーの近く
・遊び場の近く
猫が普段あまり行かない場所に置いても、使ってくれないことがあります。
飼い主の都合だけでなく、猫の行動を見ながら置き場所を決めましょう。
9. 複数の場所に置くと使いやすい

猫が家の中で過ごす場所が複数ある場合は、爪とぎも複数置くと使いやすくなります。
1か所だけに置いていると、猫が爪をとぎたい時に近くになく、家具や壁で爪をといでしまうことがあります。
よくいる場所に合わせて配置する
たとえば、リビングで過ごすことが多い猫ならリビングにひとつ、寝床の近くにひとつ置くと使いやすくなります。
複数飼いの場合も、猫それぞれが使いやすい場所に爪とぎを置くと安心です。
特に爪とぎを取り合う様子がある場合は、数を増やしてみるのもよいでしょう。
10. 猫が爪とぎを使わない時の対策
爪とぎを用意しても、すぐに使ってくれないことがあります。
その場合は、猫が気に入らないのではなく、場所や素材、形が合っていない可能性があります。
置き場所を変えてみる
まずは、爪とぎの置き場所を見直してみましょう。
猫がよくいる場所や、家具で爪とぎをしてしまう場所の近くに移動すると、使ってくれる場合があります。
人目につかない場所や、猫があまり通らない場所に置いている場合は、気づいていない可能性もあります。
素材を変えてみる
段ボールを使わない猫でも、麻素材なら使うことがあります。
反対に、麻素材を使わない猫が段ボールを好むこともあります。
猫の好みはそれぞれ違うため、ひとつの爪とぎだけで判断せず、いくつか試してみるとよいでしょう。
またたびを使う場合は様子を見ながら
爪とぎに興味を持たせるために、またたびを使う方法もあります。
ただし、猫によって反応は違います。
強く反応する猫もいれば、ほとんど反応しない猫もいます。
使う場合は少量から試し、猫の様子を見ながら使いましょう。
家具や壁で爪とぎをしてしまう時の考え方
猫が家具や壁で爪とぎをしてしまう時は、叱るだけではなかなか解決しにくいです。
猫にとっては自然な行動なので、「ここではダメ」と伝えるだけでなく、「ここならいいよ」という場所を用意することが大切です。
よく爪をとぐ場所の近くに爪とぎを置く
家具や壁で爪をとぐ場所が決まっている場合は、その近くに爪とぎを置いてみましょう。
猫がその場所を気に入っている理由があるかもしれません。
爪とぎを遠くに置くより、まずは猫がよく使う場所の近くに置く方が成功しやすい場合があります。
家具側にも対策をする
爪とぎを用意するだけでなく、家具側にも対策をするとよい場合があります。
たとえば、爪とぎされやすい場所を一時的にカバーする、猫が爪をとぎにくい素材で保護するなどの方法があります。
ただし、猫が安心して使える爪とぎ場所を用意することが先です。
代わりになる場所がないまま家具だけを防ぐと、別の場所で爪とぎをしてしまうことがあります。
爪とぎを長く清潔に使うコツ
爪とぎは、使っているうちに傷んできます。
傷んだまま放置すると、削りカスが増えたり、猫が使いにくくなったりすることがあります。
削りカスはこまめに掃除する
段ボール素材の爪とぎは、削りカスが出やすいです。
周りに紙くずが散らばったら、こまめに掃除しましょう。
掃除しやすい場所に置くと、日常的な手入れがしやすくなります。
傷んできたら交換する
爪とぎが大きく削れていたり、形が崩れていたりする場合は、交換を検討しましょう。
猫が使いにくくなると、別の場所で爪をとぎ始めることもあります。
お気に入りの爪とぎは、同じ素材や似た形のものを用意すると、切り替えやすい場合があります。
猫用爪とぎ選びのチェックリスト
猫用爪とぎを選ぶ時は、次のポイントを確認してみましょう。
・猫が好みそうな素材か
・床置き、縦型、壁立てかけなど形が合っているか
・猫の体格に合ったサイズか
・爪をといでも動きにくいか
・置き場所に合うか
・削りカスの掃除がしやすいか
・家具や壁の爪とぎ対策にも使いやすいか
・複数置く必要があるか
・猫が安心して使える場所に置けるか
・傷んだ時に交換しやすいか
最初からひとつに決めすぎず、猫の反応を見ながら選んでいくことが大切です。
まとめ|猫用爪とぎは素材と置き場所が大切
猫用爪とぎを選ぶ時は、素材、形、サイズ、安定感、置き場所を確認しましょう。
段ボール、麻、木製、布など、爪とぎにはさまざまな素材があります。
猫によって好みが違うため、最初は使いやすそうなものから試してみるのがおすすめです。
また、爪とぎは置き場所も重要です。
猫がよく過ごす場所、寝床の近く、家具や壁で爪とぎをしてしまう場所の近くなど、猫が使いやすい場所に置くことで、自然に使ってくれる可能性が高くなります。
爪とぎは、猫にとって必要な行動です。
無理にやめさせようとするのではなく、猫が安心して爪をとげる場所を用意して、快適に暮らせる環境を整えてあげましょう。

