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猫が家具で爪とぎをする理由と対策|ソファや壁を守るためにできる工夫
猫と暮らしていると、ソファや椅子、壁、カーペットなどで爪とぎをされて困ることがあります。
「せっかく爪とぎを置いているのに使ってくれない」
「ソファの角ばかり傷つけてしまう」
「叱ってもまた同じ場所で爪とぎをする」
このような悩みを感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、猫にとって爪とぎは自然な行動です。
家具で爪とぎをする猫も、嫌がらせをしているわけではありません。
大切なのは、爪とぎをやめさせようとすることではなく、猫が使いやすい爪とぎ場所を用意し、家具を守る工夫をすることです。
この記事では、猫が家具で爪とぎをする理由と、ソファや壁を守るためにできる対策を初心者向けにわかりやすく紹介します。
- 猫が爪とぎをするのは自然な行動
- 猫が家具で爪とぎをする理由
- 1. その場所が爪とぎしやすい
- 2. いつもいる場所の近くにある
- 3. 家具に自分のにおいをつけたい
- 4. 爪とぎの置き場所が合っていない
- 5. 爪とぎの素材が好みに合っていない
- 6. 爪とぎが小さすぎる・安定しない
- 7. ストレスや退屈を感じている
- 家具での爪とぎを減らすための具体的な対策
- 1. 爪とぎを複数置く
- 2. 家具の爪とぎされる場所を保護する
- 3. ソファには洗えるカバーを使う
- 4. 壁で爪とぎをする猫には縦型を試す
- 5. 爪とぎ場所に良い印象をつける
- 6. 爪切りも定期的に行う
- 7. 叱りすぎない
- 8. 家具の配置を見直す
- 家具で爪とぎされた時にやってはいけないこと
- 大声で叱り続ける
- 無理に爪とぎをやめさせようとする
- 使わない爪とぎをそのまま置き続ける
- 猫の爪とぎ対策チェックリスト
- まとめ|猫の家具での爪とぎは代わりの場所づくりが大切
猫が爪とぎをするのは自然な行動

猫の爪とぎは、単なるいたずらではありません。
猫にとって爪とぎは、毎日の生活の中で必要な行動です。
主に次のような意味があります。
・古い爪の外側をはがす
・体を伸ばして気分転換する
・自分のにおいをつける
・縄張りを示す
・ストレスを発散する
・寝起きや遊びの前後に体を整える
つまり、爪とぎそのものを完全にやめさせることは難しいです。
猫が困った場所で爪とぎをしている場合は、「爪とぎをする場所」を変えてもらう考え方が大切です。
猫が家具で爪とぎをする理由
猫が家具で爪とぎをするのには、いくつか理由があります。
ただ叱るだけでは解決しにくいため、まずはなぜその場所で爪をといでいるのかを考えてみましょう。
1. その場所が爪とぎしやすい
猫が家具で爪とぎをする理由のひとつは、単純にその場所が爪とぎしやすいからです。
ソファの角、布張りの椅子、カーペット、木製家具などは、爪が引っかかりやすい素材の場合があります。
猫にとって気持ちよく爪をとげる素材だと、何度も同じ場所で爪とぎをしてしまうことがあります。
対策:似た感触の爪とぎを用意する
猫がソファの布地で爪とぎをする場合は、布に近い感触の爪とぎや、段ボール・麻素材の爪とぎを近くに置いてみましょう。
壁で爪とぎをする猫には、縦型や壁に立てかけるタイプの爪とぎが合う場合があります。
猫が好んでいる素材や角度に近い爪とぎを用意すると、使ってくれる可能性が高くなります。
2. いつもいる場所の近くにある

猫は、よく過ごす場所の近くで爪とぎをすることがあります。
たとえば、ソファの近くで寝る猫は、起きたあとにそのままソファで爪をとぐことがあります。
寝起きに体を伸ばすように爪とぎをする猫も多いため、猫の休憩場所の近くに家具があると、爪とぎの対象になりやすくなります。
対策:寝床の近くに爪とぎを置く
猫がよく寝る場所の近くに、爪とぎを置いてみましょう。
寝起きにすぐ使える場所に爪とぎがあると、家具ではなく爪とぎを使ってくれる場合があります。
猫の行動を見て、「どこで寝て、起きたあとどこで爪とぎをするか」を確認してみると、置き場所を決めやすくなります。
3. 家具に自分のにおいをつけたい
猫の肉球にはにおいを出す部分があり、爪とぎをすることで自分のにおいをつける意味もあります。
猫にとって爪とぎは、自分の存在を示す行動でもあります。
特に、部屋の目立つ場所や家族がよく使う家具で爪とぎをする場合は、そこに自分のにおいをつけたい気持ちがあるのかもしれません。
対策:目立つ場所にも爪とぎを置く
爪とぎは、部屋のすみや目立たない場所に置けばよいとは限りません。
猫が爪とぎをしたい場所は、飼い主から見ると少し目立つ場所であることもあります。
ソファの横、リビングの入口付近、猫がよく通る場所などに爪とぎを置くと、使ってくれやすくなる場合があります。
4. 爪とぎの置き場所が合っていない
爪とぎを用意しているのに家具で爪とぎをする場合、爪とぎの置き場所が猫に合っていない可能性があります。
人の目につかない場所や、猫があまり通らない場所に置いていると、使われにくいことがあります。
また、家具で爪とぎをしている場所から遠いと、猫にとって使いにくい場合があります。
対策:家具の近くに爪とぎを移動する
猫がすでに家具で爪とぎをしている場合は、その家具の近くに爪とぎを置いてみましょう。
たとえば、ソファの角で爪とぎをするなら、ソファのすぐ横に縦型や床置きの爪とぎを置きます。
最初から遠くへ誘導しようとするより、まずは猫が爪とぎをしたがる場所の近くに置く方が成功しやすいです。
5. 爪とぎの素材が好みに合っていない

猫によって、好きな爪とぎの素材は違います。
段ボールが好きな猫もいれば、麻素材が好きな猫もいます。
木製やカーペット素材を好む猫もいます。
用意した爪とぎの素材が猫の好みに合っていないと、家具の方を選んでしまうことがあります。
対策:素材を変えて試す
今ある爪とぎを使ってくれない場合は、素材を変えてみましょう。
段ボール、麻、木製、布系など、いくつか試してみると、猫の好みがわかりやすくなります。
一度にたくさん買う必要はありませんが、猫が家具で爪とぎを続ける場合は、素材の相性を見直すことが大切です。
6. 爪とぎが小さすぎる・安定しない
爪とぎのサイズが小さすぎたり、使うたびに動いたりすると、猫が使いにくく感じることがあります。
猫は体を伸ばしながら爪をとぐことがあります。
その時に十分な大きさがなかったり、爪とぎがぐらついたりすると、家具の方が使いやすいと感じてしまう場合があります。
対策:大きさと安定感を確認する
爪とぎを選ぶ時は、猫がしっかり体を伸ばせる大きさか確認しましょう。
縦型の爪とぎなら、高さが足りているか、倒れにくいかが大切です。
床置きタイプなら、猫が乗った時に滑らないかを確認しましょう。
動いてしまう場合は、壁際に置く、滑り止めを使うなどの工夫もできます。
7. ストレスや退屈を感じている
猫はストレスや退屈を感じている時に、爪とぎが増えることがあります。
環境の変化、来客、引っ越し、新しいペット、留守番時間の増加などがきっかけになることもあります。
また、遊びの時間が少なく、退屈している猫は、家具で爪とぎをして気分転換をしている場合もあります。
対策:遊びと安心できる場所を増やす
猫が退屈しているようなら、猫じゃらしやおもちゃで遊ぶ時間を作りましょう。
1回の遊びは短くても大丈夫です。
また、猫が安心して休める場所や隠れられる場所を用意することも大切です。
爪とぎ対策は、爪とぎ用品だけでなく、猫の生活全体を見直すことも大切です。
家具での爪とぎを減らすための具体的な対策
ここからは、家具や壁を守るためにできる具体的な対策を紹介します。
猫の性格や部屋の環境によって合う方法は違うため、できるものから試してみましょう。
1. 爪とぎを複数置く
爪とぎは1つだけでなく、複数置くと使いやすくなります。
猫が過ごす場所がリビング、寝室、窓辺など複数ある場合、1か所にしか爪とぎがないと使いにくいことがあります。
よくいる場所に合わせて置く
猫がよく過ごす場所に合わせて、爪とぎを置きましょう。
おすすめの置き場所は次のような場所です。
・ソファの近く
・猫の寝床の近く
・窓辺の近く
・部屋の入口付近
・キャットタワーの近く
・家具で爪とぎをしてしまう場所の近く
猫が「今爪とぎしたい」と思った時に近くにあることが大切です。
2. 家具の爪とぎされる場所を保護する
猫が家具で爪とぎをする場所が決まっている場合は、その部分を保護する方法があります。
ソファの角、椅子の脚、壁の一部など、狙われやすい場所に対策をしておきましょう。
保護シートやカバーを使う
ソファや壁には、爪とぎ防止用の保護シートやカバーを使う方法があります。
家具そのものを守りつつ、猫が爪を引っかけにくくすることができます。
ただし、家具を守るだけでなく、近くに使いやすい爪とぎを用意することが大切です。
代わりの爪とぎ場所がないと、別の家具で爪とぎを始めてしまうことがあります。
3. ソファには洗えるカバーを使う
ソファで爪とぎをされやすい場合は、カバーを使うのもひとつの方法です。
完全に防げるわけではありませんが、家具本体への傷を減らしやすくなります。
カバーの素材も見直す
猫が爪を引っかけやすい素材のカバーだと、逆に爪とぎされやすくなることがあります。
できるだけ爪が引っかかりにくく、洗いやすい素材を選ぶと管理しやすくなります。
また、カバーを使う場合も、ソファの近くに猫用爪とぎを置くことを忘れないようにしましょう。
4. 壁で爪とぎをする猫には縦型を試す
壁や柱で爪とぎをする猫には、縦型の爪とぎが向いている場合があります。
猫が体を伸ばしながら爪をとぐのが好きな場合、床置きタイプだけでは満足しにくいことがあります。
壁の近くに置く
壁で爪とぎをする場所が決まっているなら、そのすぐ近くに縦型の爪とぎを置いてみましょう。
壁に立てかけるタイプや、ポール型の爪とぎなどを使うと、家具や壁から爪とぎ場所を移しやすくなる場合があります。
安定感がないと猫が怖がることがあるため、倒れにくいものを選びましょう。
5. 爪とぎ場所に良い印象をつける
新しい爪とぎを置いただけでは、猫がすぐに使ってくれるとは限りません。
猫に「ここで爪とぎをすると良い」と感じてもらう工夫も必要です。
使ったら優しく褒める
猫が爪とぎを使ったら、優しく声をかけてあげましょう。
猫は犬のように褒められるために行動するとは限りませんが、飼い主の落ち着いた声や雰囲気は安心につながります。
またたびに反応する猫の場合は、少量使って興味を持たせる方法もあります。
ただし、猫によって反応が違うため、様子を見ながら使いましょう。
6. 爪切りも定期的に行う
家具の傷を減らすためには、爪切りも大切です。
爪が伸びすぎていると、家具や布に引っかかりやすくなります。
ただし、爪切りが苦手な猫も多いため、無理に押さえつけて行うのは避けましょう。
短時間で少しずつ慣らす
爪切りが苦手な猫には、一度に全部切ろうとしない方がよい場合があります。
今日は1本だけ、次の日にまた少しだけというように、短時間で進めても大丈夫です。
どうしても難しい場合は、動物病院やトリミングサロンに相談しましょう。
7. 叱りすぎない
家具で爪とぎをした時に強く叱っても、猫にはうまく伝わらないことがあります。
猫は「爪とぎをしたから叱られた」と理解するより、「飼い主が怖い」と感じてしまう場合があります。
その結果、隠れて爪とぎをするようになることもあります。
叱るより誘導する
家具で爪とぎをしそうになったら、近くの爪とぎに誘導してみましょう。
家具から無理に引きはがすのではなく、爪とぎの場所に興味を向けるようにします。
爪とぎを使ったら、落ち着いた声で褒めることを意識しましょう。
8. 家具の配置を見直す
猫が特定の家具で爪とぎをする場合、その家具の位置が猫にとって使いやすい場所になっている可能性があります。
たとえば、部屋の入口近く、寝床の近く、窓辺の近くなどです。
爪とぎしにくい配置にする
可能であれば、爪とぎされやすい家具の位置を少し変えてみる方法もあります。
ただし、家具を動かすだけでは別の場所で爪とぎをすることもあります。
家具の配置を見直す場合も、同時に使いやすい爪とぎを近くに置くことが大切です。
家具で爪とぎされた時にやってはいけないこと
猫の爪とぎに困っている時ほど、感情的に対応してしまうことがあります。
しかし、対応を間違えると、猫が不安になったり、かえって隠れて爪とぎをしたりすることがあります。
大声で叱り続ける
猫が家具で爪とぎをした時に、大声で叱り続けるのは避けましょう。
猫が怖がってしまい、飼い主との関係に影響することがあります。
また、爪とぎそのものは自然な行動なので、叱るだけでは解決しにくいです。
無理に爪とぎをやめさせようとする
猫にとって爪とぎは必要な行動です。
家具で爪とぎをしてほしくない場合は、代わりの爪とぎ場所を用意することが重要です。
爪とぎ自体をやめさせようとすると、猫にストレスがかかることがあります。
使わない爪とぎをそのまま置き続ける
猫が使わない爪とぎをずっと置いていても、自然に使うようになるとは限りません。
素材、形、置き場所、大きさが合っていない可能性があります。
猫が使っていない場合は、場所を変える、素材を変える、家具の近くに置くなど、工夫してみましょう。
猫の爪とぎ対策チェックリスト
家具での爪とぎに悩んでいる時は、次のポイントを確認してみましょう。
・爪とぎを複数置いているか
・家具で爪とぎする場所の近くに爪とぎがあるか
・猫の好みに合った素材か
・縦型、床置きなど形が合っているか
・爪とぎが小さすぎないか
・爪とぎが動いたり倒れたりしないか
・家具を保護するカバーやシートを使っているか
・爪切りを定期的にしているか
・猫が退屈していないか
・強く叱りすぎていないか
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは、猫がよく爪とぎをする場所の近くに、使いやすい爪とぎを置くことから始めてみましょう。
まとめ|猫の家具での爪とぎは代わりの場所づくりが大切
猫が家具で爪とぎをするのは、嫌がらせではなく自然な行動です。
爪の手入れ、気分転換、においづけ、ストレス発散など、猫にとって爪とぎには大切な意味があります。
そのため、爪とぎをやめさせるのではなく、家具以外の場所で爪とぎできる環境を整えることが大切です。
猫が家具で爪とぎをする場合は、爪とぎの素材、形、置き場所を見直してみましょう。
ソファの近く、寝床の近く、壁で爪とぎをする場所の近くなど、猫が使いやすい位置に爪とぎを置くと、家具から移行しやすくなることがあります。
家具を守るためには、保護シートやカバー、爪切り、部屋の配置の見直しも役立ちます。
猫の習性を理解しながら、猫にも飼い主にも負担の少ない対策を取り入れていきましょう。

